ローカルにクローンしてエディタを開く動作をRaycastで簡略化
開発者なら何度もやる作業。
Githubのリポジトリをローカルにクローンして、そのフォルダでエディタを開く。
この一連の流れをなんとか楽チンにできないかなと思っていたら、Raycastを使って実現できた。
これまで4〜5ステップかかっていた作業がなんと、Raycastでリポジトリ名を入力してEnter押すだけで良くなるのだ。
- これまで:Finderを開く → devへ移動 → clone → フォルダへ移動 → エディタを開く
- これから:Raycast → owner/repository を入力 → Enter
完成系は以下の画像のようになる。

注意:macOS前提だよ
私はmacOSユーザーなので、この記事ではmacOSでのやり方を紹介する。
今までの流れ(面倒な方)
「さあ、Githubのリポジトリをローカルにクローンして、開発を始めなきゃ!」
こんな時、毎回面倒くささに駆られる。笑
- Githubのリポジトリ名を控える。Githubにアクセスしたり。
- Finderを開いて、ユーザーフォルダ直下にある
devフォルダを右クリックし、ターミナルを開く。もしくはターミナルで直接cdコマンドを使ってdevフォルダに移動する。 git clone ほにゃららコマンドを使って、クローンする。- クローンしたフォルダで、エディタを開く。Finder上だったら、右クリックしてクイックアクションから開く(これは別途用設定)。もしくはターミナル上で、コマンドを叩く(VSCodeなら
codeコマンド)
思ったより作業多くない?
ということで、楽チンにする方法を探していたら、Raycastを使う方法が便利だった。
Raycastって?
この記事の読者なら、Raycastはすでに使っている人がいたり、聞いたことがあるかもしれない。
Raycastとは、macOSで動くランチャーアプリ。RaycastのURLは、 https://www.raycast.com/ 。
macOSにも標準でランチャー機能はついていて、コマンドキー + スペースキーで起動できるけど、私はこのRaycastを使っている。機能が豊富だし、サクサク動くし、便利だから。
RaycastのScript Commandが便利
そう、今回の目玉が、「Script Command」だ。
独自のスクリプトを、Raycastから呼び出せるのだ。だから、面倒くさい一連の流れをスクリプト化して、Raycastから呼び出せるようにすれば、めっちゃ楽チンになる。
それではやり方
1. GitHub CLIの gh コマンドを使えるようにする
which gh を実行して、GitHub CLIのghがインストール済みであることを確認。これがないと動かないので。
brew install gh でインストールできる。
また、gh auth loginでGitHub認証済みであることも要確認。
2. お使いのエディタのCLIコマンドを使えるようにする
たとえば私はZedというエディタ使いなので、 zed コマンドが使えるようにする。
3. クローン先のフォルダを用意する
たとえば私は、 clone先として~/devを使う。ここはお好みで。後々のスクリプトもこれに合わせて編集が必要。
4. Raycastを使えるようにする
まず大前提、Raycastがインストールされていて、使えるようになっていることが条件。
5. Raycastで、Create Script Command が使えることを確認
まずは、Raycastのランチャーを開いて、コマンドキー + ,でRaycastの設定画面を開く。
以下の画像のように、Extensions設定でCreate Script Commandが有効になっていればOK。

6. Create Script Commandで、スクリプトコマンドを基本設定
ランチャーで、「Create Script Command」を実行。
すると、スクリプトコマンドの作成モーダルが出現する。
基本設定は以下のように入力する。
Template | Bash |
|---|---|
Mode | Compact |
Title | Clone GitHub Repository |
Description | Clone a GitHub repository to ~/dev and open it in Zed |
Package Name | Developer Tools |
Needs Confirmation | No |
With Argument | Yes |
そして、次に行く。
7. スクリプトファイルを作成する
スクリプトファイルには、以下のように記述する。
#!/bin/bash
# Required parameters:
# @raycast.schemaVersion 1
# @raycast.title Clone GitHub Repository
# @raycast.mode compact
# Optional parameters:
# @raycast.icon 🐙
# @raycast.packageName Development
# @raycast.argument1 { "type": "text", "placeholder": "owner/repository or GitHub URL" }
set -euo pipefail
export PATH="/opt/homebrew/bin:/usr/local/bin:/usr/bin:/bin"
REPO="$1"
ROOT="$HOME/dev"
NAME="${REPO##*/}"
NAME="${NAME%.git}"
DEST="$ROOT/$NAME"
mkdir -p "$ROOT"
if [[ -e "$DEST" ]]; then
echo "Already exists: $DEST"
zed "$DEST"
exit 0
fi
gh repo clone "$REPO" "$DEST"
zed "$DEST"
echo "Cloned and opened: $REPO"ちなみに上記は、Zedというエディタで開くことを想定している。お使いのエディタに合わせて変えていただきたい。
このファイルを保存すれば、Raycastから「Clone Github Repository」を呼び出し、 owner/repository 形式で入力することで、一気にエディタを開くところまでショートカットできる。
これで楽チン!
あんなに億劫だったリポジトリのクローンと開くまでの動作が、こんな簡単にできるようになるとは。
Raycast最高!スクリプト最高!